この度、園元謙二前支部長の後を受けまして、今年度から2年間日本農芸化学会西日本支部の支部長を委嘱されました九州大学大学院農学研究院の竹川です。
 西日本支部は関西支部に続く2番目の支部として1936年に設置されて以来、年に数回の例会およびシンポジウムが開催されています。昨年は創立80周年記念のシンポジウムが長崎で開催されました。本シンポジウムは「農芸化学会の未来を拓くフロントランナー」というタイトルで、食糧・微生物・生体高分子・酵素・環境という農芸化学に関するテーマについて、若手研究者の先生に講演をお願いしました。
 2017年の農芸化学会京都大会の「化学と生物」シンポジウムにおいて、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智先生が特別講演をされました。最近は出前講義と称して高校で話をする機会も多くあるのですが、高校生から「農学部で行う微生物の研究は他学部の研究とどう違うのですか?」という質問をされることがあります。「農学部の先生は他学部の先生と同じように基礎研究をしていますが、微生物を’仲間’と考え、何とか利用できないかと常に考えている所が違う」と説明しています。大村先生の講演を聞きながら、農芸化学における微生物研究は基礎と応用の両面が表裏一体を成していることを改めて実感できました。
 今年度の支部大会は関西支部のお世話で、関西・中四国・西日本3支部の合同大会として大阪府立大学で開催されます(9/21-22)。また来年の支部大会は本支部内の会員の皆様のご協力をいただき、崇城大学にて西日本支部単独で開催予定です。さらに2020年春には、福岡において農芸化学会全国大会を予定しており、その準備も着々と進めております。
 このような事業の円滑な実施のためにも、支部会員の皆様には色々とお力添えをいただくと思いますが、なにとぞご支援のほどをよろしくお願い申し上げます。